逆浸透膜(RO)型浄水器のメリット・デメリット
手軽な水分補給として水は欠かせない飲み物ですが、気になりやすいのが独特の匂いです。その匂いの正体というのがカルキ臭ですが、その臭いによっておいしくないと感じさせる要因になっています。そんなカルキ臭のする水道水をおいしく飲む方法として、各家庭で需要が増えているのが蛇口にろ過をする機器を取り付ける浄水器です。
カルキ臭がするのは塩素が影響している
そもそも水道水からカルキ臭がする原因として、水道水には基準値に抑えられているとはいえ塩素が加えられているからです。普段飲んでいる水というのは雨水及び山水をダムといった貯水施設で貯めておいた水で、それが少しずつ各自治体に設置している水道局に運ばれます。
水道局に運ばれた水は、そのまま水道管を通して自宅に運ぶのではなく、処理をする工程があるのです。なぜ処理をするのかというと、ダムで貯めておいた水の中には多くの雑菌が入り込んでいます。雑菌が多く入り込んだ水をそのまま配給してしまうと、菌の中にある有毒な酵素によって腹痛などの症状を引き起こす可能性が高くなるのです。
煮沸するという手もあるのですが、その場合安全性は向上しても大量の水を煮沸するための設備投資が必要になるだけでなく、水の成分が変わりすぎてしまい味を損ねてしまいます。そこで安全性とコスト、そして味の双方を考慮し、水道局で行われているのがあらかじめ決めておいた分量の塩素を加えることです。塩素には細胞膜に対して強い浸透力があり、細胞膜を壊す性質があるのです。その性質を利用することで、水の中にいる雑菌の細胞膜に侵入して破壊するので安全に飲める水になります。
ただ塩素自体が体にとって少なからず影響がある液体なので、製造するときに安全を考えて臭いを付けるようにしているのです。そのためカルキ臭というのは、安全性と引き換えに加えられてしまった臭いということがわかります。
健康でおいしい水が飲める新しい形逆浸透膜浄水器
残留塩素は大人の体には影響が少ないですが、やはり生後間もない赤ちゃんから6歳までの幼児がいる家庭においては体に気を使ってあげたいというのが親の願いです。そこで体に気を使いたいという人がこぞって取り付けるのが、蛇口に専用のろ過器を取り付ける浄水器です。
浄水器にはフィルターがついており、水の中に溶けた塩素を取り除いてくれるのでカルキ臭を取り除いてくれます。そんな浄水器は需要が増えるのと比例をして技術が進歩しており、その進歩によって新しく生まれたのが逆浸透膜(RO)型浄水器です。
この浄水器の特徴というのは、マイクロ単位のフィルターを内蔵していることです。マイクロ単位のフィルターを内蔵することによって、水の中に含まれている塩素だけでなくさまざまな物質を取り除くことができます。
水道水がおいしく感じない理由として最も大きいのは塩素のカルキ臭ですが、もう一つ重要なのが水の中に含まれている不純物です。水道管から送られてくる間に、どうしても水の中には塩素によって死んだ雑菌だけでなく見えない錆や化学物質などが入ってしまいます。
これらの不純物というのは、従来ではすべて取り除くのは困難だったのです。そのため体に悪いとわかっていても取り除くことができなかったのですが、当然ながらこれらの不純物は体にとってよいわけがないです。
そこで逆浸透膜(RO)型浄水器のミクロ単位のフィルターを通すことで、これらの不純物を取りのぞけます。この不純物を取り除いて純粋になった水をRO水と呼び、純粋な真水なので体に影響がない安全でおいしい水が得られるというメリットがあるのです。
ランニングコストがかかってしまうことが難点
逆浸透膜浄水器を導入するメリットは、マイクロ単位のフィルターを通すことによって不純物がない純水のRO水を得られることです。RO水は余計な雑味がないのでおいしく飲めるだけでなく、マグネシウムやカルシウムなど硬度成分が取り除かれ軟水となり、煮物や汁物などのお料理に最適な水になります。そのためRO水を得られる逆浸透膜浄水器を導入するのはよいことなのですが、決してデメリットがないわけではないです。
逆浸透膜浄水器を導入するデメリットは、やはりランニングコストがかかってしまう点になります。フィルターは継続的に不純物を取り除けるというわけではなく、フィルターが目詰まりを起こすと取り除く機能が落ちてしまうので最低でも1年から2年の間に定期的に交換をする必要があります。
ただ逆浸透膜浄水器というのは、最新技術なのでお店での取引数量が少なくとても高価です。実際に取り付ける場合において、逆浸透膜浄水器を導入するための初期費用というのが平均価格で10万円かかります。
さらに使う頻度によって変わりますが、先にいったとおりにフィルター交換をする必要があるのです。そのフィルター交換をするにしても、その交換費用というのが最低でも5千円から7千円が相場になっています。このように家族の健康を考えて備え付けたいと思う人も多いが、初期購入費とランニングコストを考えると簡単には手が出せないのも事実です。
浸透膜浄水器を導入することによって、安全でおいしい水が飲めるというメリットがあります。ただ初期費用とランニングコストを考えてしまう人も多く、手が出せないと考える人にはレンタルサービスを利用するのも手です。月額サービスなのでお手頃で利用しやすく、メンテナンスも相手企業が行ってくれるので試すにはうってつけといえます。
また、一重に浄水器と言ってもさまざまな種類がありますが、当サイトで特におすすめしているのが「据え置き型浄水器」となります。
浄水器本体をシンクの上に設置して使用するタイプの据え置き型浄水器には、さまざまなメリットがあります。
据え置き型浄水器のメリットを知ろう!
据え置き型浄水器のメリットとしては、まずろ過能力が高いことが挙げられます。より本格的なビルドイン型にも劣らない性能のフィルターが搭載されているため、簡易型のフィルターでろ過する蛇口直結型などと比べて、ろ過能力が高いというメリットがあります。
また、蛇口直結型などの簡易的なタイプよりもろ過量が多いため、飲料水としてだけでなく料理など他の用途に使うことも可能です。加えて、浄水機能だけでなく軟水を生成する機能など、多彩な機能が搭載されている製品が多いという特徴もあります。
さらに、カートリッジの寿命が長いのもメリットのひとつです。蛇口直結型の場合、カートリッジの寿命が2~5か月の製品が一般的なのに対して、据え置き型の場合は6~12か月の製品が多いため、カートリッジを交換する手間が少ないという特徴があります。
加えて、カートリッジの交換頻度はビルドイン型とほぼ同じとなっていますが、カートリッジの価格はビルドイン型の方よりも安いです。そのため、ビルドイン型などの本格的なタイプよりも、ランニングコストを抑えられるというメリットもあります。
なお、据え置き型は、設置の手軽さにおいては蛇口直結型やポット型には劣りますが、上記でも記載した通り自分で設置できる製品が多いです。本格的な設置工事が必要なビルドイン型などの本格的なタイプよりも設置しやすいため、初めて浄水器を使用するという方にも設置のハードルが低いタイプの浄水器といえるでしょう。