水道水の亜硝酸態窒素除去のためにRO浄水器の導入がおすすめの理由!

公開日:2021/06/18  最終更新日:2021/06/18

日本の水道水は衛生基準が厳しいことから、そのまま飲むこともできます。しかし、水源地の水質悪化などにより、「亜硝酸態窒素」などの浄水施設では完全に除去しきれない有害物質が含まれることを気にする声も増えてきました。そこで今回の記事では、亜硝酸態窒素を除去するために有効とされているRO浄水器について解説するため、参考にしてください。

亜硝酸態窒素とは?

昨今、亜硝酸態窒素という言葉を聞くようになったという人もいるでしょう。日本の水道水は厳しい衛生基準によって管理されており、そのまま飲める水質となっています。しかし近年では、地域によっては水源地での水質の悪化などが原因となって、浄水施設では完全に除去しきれない有害物質の存在が話題になっているのです。亜硝酸態窒素はそのひとつといわれています。

化学肥料や家畜糞尿に含まれる窒素が微生物によって酸化されたり、工業廃水に含まれたりする硝酸態窒素が、さらにバクテリアなどによる硝酸呼吸によって亜硝酸態窒素に変化するのです。日本でも2014年に水質基準項目に追加されたことで規制されていますが、水源となる地下水に多く含まれるおそれがあるなど話題になることがあります。

がんの原因にも?亜硝酸態窒素が人体に及ぼす影響を知ろう!

亜硝酸態窒素は大量に人体に取り込まれると、人体にとって有害な作用を引き起こすといわれています。ひとつは、発がん性です。厚生労働省における水質基準の審議会では、飲料水中に含まれる亜硝酸態窒素による人での発がん性は証拠が不十分とされています。しかし、一方で亜硝酸態窒素が人間の体内で食品中のアミン類やアミド類と反応しニトロソアミンという発がん性物質が生成され、がんを引き起こす可能性を指摘する声もあるのです。

この他に大量に摂取すると、体内で窒息状態を引き起こすことが指摘されており、メトヘモグロビン血症と呼ばれています。亜硝酸態窒素が血液中に入ると、血液中で酸素を運んでいるヘモグロビンを酸化し、別の物質に変化させてしまうのです。

通常は体内の還元酵素によって還元され、ヘモグロビンとして機能しています。しかし、大量の亜硝酸態窒素が体内に取り込まれると、体内で必要な量のヘモグロビンが維持できなくなることがあるのです。これによって、本来なら体内で供給されるはずの酸素が供給できなくなり、窒息状態を引き起こします。このように、亜硝酸態窒素を大量に摂取してしまうと、私たちの身体を害してしまう可能性があるのです。

井戸水から原因不明の高濃度窒素?乳児に「顔面蒼白」の異常症状

2021年10月19日、群馬県大学付属病院に入院している赤ちゃん10人に「顔が青白くなる症状」が出る事案が発生しました。
調査によると、その原因はミルクを与えるために使用した「井戸水」。「硝酸態窒素」と「亜硝酸態窒素」という物質の数値が異常に高かったといいます。

がんを引き起こす可能性もある「亜硝酸態窒素」を知らず知らずのうちに摂り込まないためにも、毎日使う水には気を付けたいですね。

参考:入院の乳児らの顔青白く 病院の水道水に高濃度窒素(2021年10月20日)
https://www.youtube.com/watch?v=nORmvaZH2Rg
参考:入院中の乳児に顔色悪くなる症状 水道水からは基準超物質/群馬
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211020/k10013314841000.html

毎日の生活に飲み水は欠かせないからこそ、家庭用RO浄水器の導入がおすすめ!

私たちの生活に水道水は欠かせません。飲み水として使っている人も少なくないでしょう。一方、健康への害は避けたいですよね。そこでおすすめなのが、家庭用RO浄水器です。これまでも、家庭用浄水器を台所の蛇口に付けていた人も多いでしょう。家庭用RO浄水器は、こうした従来の家庭用浄水器と何が違うのでしょうか。

RO浄水器の「RO」とは、英語のReverse Osmosisの略で、日本語でいうと「逆浸透現象」のことです。RO浄水器とは、逆浸透現象を利用した浄水器を指します。逆浸透現象とは、半透膜というとても小さな穴がたくさん空いた膜を通して、不純物を含んだ水から水分子だけを取り出せる現象です。

動物や植物の身体を作っている細胞の周りを覆う細胞膜も半透膜で構成されています。ここを通じて、水分の中に含まれている養分を取り入れているのです。通常、不純物を含む水と純水の間を半透膜で仕切ると、不純物の濃度が両者で均一になるように、純水が不純物を含む水の方へ流れていきます。これを浸透現象といい、水が流れていこうとする力を浸透圧と呼ぶのです。

不純物側に浸透圧よりも高い圧力をかけ、逆に純水の方へ水分子が流れていくようにすることで、逆浸透現象を起こします。この技術は、海水の淡水化の研究の中で開発され、国際宇宙ステーションでの水の再利用にも用いられているものです。

RO浄水器に用いる半透膜の穴は、従来の家庭用浄水器に用いられている活性炭フィルターなどの穴よりもずっと小さく、約100分の1~1000分の1の大きさといわれています。亜硝酸態窒素はもちろんのこと、バクテリアやウィルスだけでなく、不純物として含まれている他の化合物の多くも通り抜けられません

2019年に、家庭用RO浄水器にも品質や試験方法を定めた工業規格「JISS3242」が制定され、消費者が安心して浄水器を選べるようになりました。RO浄水器を通した水はほとんど水分子のみの純水のため、胃腸機能が未熟な赤ちゃんのミルクにも使える他、軟水の特徴を活かして食材の本来の味を引き出せ、料理にもよい影響を与えているのです。

 

今回は最近話題になっている家庭用RO浄水器について解説しました。水道水は毎日欠かさず使うものだけに安全性は気になりますね。RO浄水器は亜硝酸態窒素や残留塩素などの不純物も含め、徹底的に水を浄水できる特徴から、安心して水道水を利用できるようになります。これまでも通常の浄水器を使っていない人にもメリットを感じられるでしょう。

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